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​じぶこんへそ祭

2017年7月、2日間にわたって開催された「じぶこんへそ祭」。

それはじぶこんにとって長年あたためてきた夢が結晶した瞬間であり、同時に新たなはじまりの瞬間となりました。じぶこんHSBandも誕生したじぶこんへそ祭とは、こんな素敵な連鎖を伴いながら実現しました。

(以下じぶこんへそ祭公式HPより転載)

じぶこんへそ祭公式サイト:https://jibuconmatsuri.wixsite.com/hesomatsuri

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じぶこんは音を携えここまで旅を続けてきました。 聴く者へ真っ直ぐ届くじぶこんの音と言葉、そしてゆう子さんとたけぽん、二人の屈託のない人柄は行く先々であたたかく迎えられ、伝わり、活動の場は徐々に広がり続けています。 そうやって続いていく旅の中、二人は日本各地で素晴らしいミュージシャンの方々に出逢ってきました。そのひとりひとりとお互いを訪ね合い、共に演奏を重ね親交を深めるうちに二人にある想いが生まれました。 “いつかこの大好きな、素晴らしいミュージシャンを結集し、「バンド」として演奏してみたい。” 二人の間に芽生えたその想いはその後何かにつけて語られるようになり、そのたびに少しずつ膨らんでいきました。

二人の想いが実現に向かって動き始めるきっかけとなったのが、葛飾区でこだわりの八百屋を営む「八百屋 お散歩」の岡田 恵さんが2014年に見たビジョンでした。彼女は「じぶこんのお祭り」のためのポスター制作を依頼する自分の姿をビジョンに見たのです。 そのビジョンに何かを感じた恵さんですが、当時まだ出逢って間もなかったじぶこんの二人に伝えることができず、翌年じぶこんの二人に逢う度にそのビジョンのキーワードである「じぶこんプレゼンツ」という言葉だけを投げかけるのが精一杯でした。そしてついにその年の11月、恵さんがじぶこんLIVEを主催した際にようやく「じぶこんのお祭り」開催の夢を語り合うことができたのです。それはじぶこんの想いと恵さんのイメージがぴったりと重なり合い、夢に命が吹き込まれた瞬間でした。

そうして事態は実現に向かって動き始め、然るべき人、然るべき場所へと伝わり、あたたかさをはらんで広がり始めました。それはまるで時を超えて繋がり合っていた見えない縁が像を結び姿を現したかのような不思議な懐かしさを伴うものでした。 ​ わたしたちは今回のイベントを「じぶこん へそ祭」と命名しました。 沖縄の久高島に暮らす山崎 紀和さんからは「じぶんに還ろう」の絵を、そして、北海道のアイヌの血を受け継ぐ浦川まき子さんより「へそマーク」と「北斗七星」のエピソードを手渡され、日本の北から南からこの場所に向かう流れはすでにはじまっています。そしてじぶこんがこれまで描き出してきた音旅の軌跡を辿るようにしてたくさんの人、たくさんの想いがこの場所へと集まってくれることで流れは加速し、ぐるぐると渦を巻き、やがてわたしたちは「へそ」になるのです。集まった誰もがこころのままに泣いて笑って自分の根源に触れることができたなら、「へそ」はきらきらと本来の輝きを放ち、その光は宇宙へ届く。 そんな光景を予感して、今回のイベントに「へそ祭」と名付けました。

数え切れないシンクロニシティと、理屈では説明がつかないようなつながりの中でじぶこんの「バンド結成」というひとつの夢は、「へそ祭」として実現しようとしています。 へそ祭では、スペシャルバンドによるその日限りのじぶこんライブはもちろんのこと、それぞれが素晴らしいミュージシャンである出演者の方々やゲストによるソロライブ、そして、こだわりのあるおいしいものやしあわせなものを取り揃えたさまざまなお店の皆さんによる出店やワークショップなど、盛りだくさんでみなさんをお迎えしたいと考えています。

“この瞬間、この場所が日本のへそになる。” 

 

選りすぐりのミュージシャンと、素敵なお店のみなさんと、そして公認キャラクター「はだか侍」も、共にみなさんのご来場を心よりお待ちしております。

 

どうぞご一緒に、日本の「へそ」となりましょう!

【2017年7月開催じぶこんへそ祭公式HPより転載】

​山崎紀和画/「じぶんに還ろう」

じぶこんへそ祭のポスターに起用させていただいたこの素晴らしい絵は、沖縄の久高島在住の画家山崎紀和さんによる作品でした。へそ祭をまさに象徴するようなこの絵が誕生するまでには驚くような物語がありました。

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2014年の11月、八百屋 お散歩の店主 岡田がじぶこんのお二人と初めて出逢って2回目の虹の戦士を企画した頃、『じぶこんの音楽をipodに落とし込み、沖縄県久高島在住の絵描き山崎 紀和さんへ「じぶこんの祭」のポスター制作を依頼するという』ビジョンが見えました。余りに現実とかけ離れたビジョンに、その時は出逢ってまもなくだったお二人へは伝えられずにいました。 2015年、LIVE会場でじぶこんのお二人と逢う度にビジョンのキーワードである『じぶこんプレゼンツ』という一言だけ声掛けしていました。 

 

2015年11月、12月に企画した「八百屋 お散歩まつり&じぶこんLIVE」のためにお二人と打合せをした時に初めて『じぶこんプレゼンツ』の意味と「じぶこんの祭」の話をお伝えし、一方じぶこんのお二人からは「バンド結成」という夢を聞かせてもらいました。

 

2016年はお二人に逢う度に夢を妄想という形で広げていき、そこに多くの実行委員会のメンバーが加わり動き出しました。ただし、「じぶこんの祭」ポスターを沖縄の山崎さんに依頼するというビジョン自体を皆に打ち明けることができたのは 2016年8月、実行委員会最初の集まりでのことで、その場で皆が賛同してくれて、ポスター制作を山崎さんへお願いしてみようと話はまとまりました。

 

2016年10月、2年前のビジョン通り、沖縄の久高島へじぶこんの音楽を入れたiPodを手渡し、山崎さんにポスター制作を依頼しました。果たして受けてもらえるだろうかという不安と緊張感と共に、2年前のビジョンを今遂行しているのだという時空が揺らぐ不思議な感覚に襲われました。ポスター制作ではなく、作品をお借りするというかたちをご提案いただいた上で、山崎さんはじぶこんの音楽を聴いてくださり、イメージの下書きを描き出してくれたのです。その絵を手に私は東京へ戻り、じぶこんのお二人と実行委員会メンバー満場一致の元、作品の提供を正式にお願いしました。 そして2016年12月「じぶんに還ろう」という題名の、1枚の絵が完成したという知らせが山崎さんより届きました。

 

「じぶんに還ろう」を見れば見るほどにじぶこんのイメージがぴったりと重なり合い「じぶこん=自分の根源」から虹の輪をくぐり宇宙へと繋がる「光=へそ」を感じる作品となりました。

 

(文:八百屋 お散歩 岡田 恵)

浦川まき子考案/​へそマーク

そしてへそ祭といえばこの印。へそマークはマキコランド主宰浦川まき子さんの考案です。今やへそ祭に欠かすことのできないシンボルとなったへそマークは、へそ祭のためのミーティング中、メンバー全員でとりとめもなく夢を広げ語り合ううちに着想を得て生まれた、わたしたちのへそ祭の結晶です。

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へそ祭に向けて皆であれこれイメージを広げていた打合せの最中に、じぶこんのたけぽんさんが何気なく描いていた6と9の落書きがはじまりで生まれた紋様です。6と9は統合、調和、バランス、宇宙といった意味を持っていて、へそ祭にぴったりだねと、皆で話し合いました。その「6と9」や「へそ」をイメージしていたら出てきてくれたのがこの形です。できあがった紋様を見て「わぁぁ」と自分でも驚いてしまいました。 この紋様から、6と9、へそ、繋がる、広がる、地球、虹、永遠、循環…いろんなイメージが湧いてきました。 このプロジェクトが始まった頃からずっと探し続けたメンバーの思いがこの形の中にたくさん現れた瞬間でした。

 

(文:マキコランド 浦川まき子)

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